昨日、私の恩師のお一人である一色由美子さんがコメントを寄せられていた映画『アイ・フィール・プリティ』を観ました。

詳しいあらすじは控えますが、見た目に劣等感を感じ、一度は美人の気持ちを味わってみたいと願う主人公が、ある日ジムでバイクから転倒。

絶世の美女になったと錯覚し(傍から見たら何も変わっていない)、自信を持った彼女は、これまでのイケていない環境をパワフルに変えていきます……。

ベタな展開もありましたが、ここまで“見た目”に関するコンプレックスに正面から向き合い、内面の持つ魅力とそのパワーに焦点を当てようとした映画は、意外と今までになかった印象を受けました。

最後に主人公が観客にプレゼンする場面で、TEDにも出てきそうなメッセージには、心打たれました。

私はクライアントのお顔写真をいただき、様々なスタイリングに当てていって、その方が持つ要素を分析して、「似合う(波長が合っている)」ものを見つけることを生業としています。

大きく分けて22タイプ、ほとんどの人はミックスなので、2タイプのミックスだとすると、「22×21=462分の1」の個性ということになります。

さらに1つのタイプをとっても、色だけでOK、どの程度の柄まで必要、などいろんなレベルがあるので、似合うものは本当に人それぞれです。

今まで様々な方のお顔を分析してきました。その中には、世の中で美人と分類されるであろう人もいましたし、そうでない人もいました。

しかし、お顔だけを切り取って、まじまじとその人の顔と向き合っていると、綺麗・綺麗じゃないという定義ではなく、単なる個性の違いであり、どの顔も味わい深く、唯一無二なのだということに行き着きます。

(一般的に、綺麗な人は何でも似合うと言われるとおり、確かに分析は難しいです。でも確実に、その人の個性的な魅力が輝くテイストは存在します。)

そして、どの人にも言えることが、本当にその人の持つテイストと波長が合うスタイリングに顔写真に当てると、その人にしか出せない、とても素敵な雰囲気、オーラのようなものが漂ってくるのです。

クライアントのガチッとハマるテイストを見つけて、同じテイストのスタイリングに何体も当てていくと、いいなぁこんな洋服を素敵に着こなせるなんて……と心底羨ましくなります。

そこには、顔の造作の美醜なんていうものは、1ミリも存在しないのです。

映画のメッセージにもありましたが、結局は「自分が」どう生きるかです。

自分の○○な部分が嫌いでネガティブになってしまう……、他の人と比べて自分なんて……と思っていたら、いつまでも自分らしい輝きは埋もれたままです。

自分の持っている内側の素晴らしさをどう世の中に還元していくか。それを大事にする人は、幸せを感じられるし、人からも愛されるでしょう。

そして、あなたの内側の魅力は、顔にも実は表れているのです。

私が、自分の見た目(外側)を大切にしようと思った出来事があります。4年前に20年近く生きた愛犬が亡くなった時のことです。

すっかり軽くなってしまった体を抱き上げて、顔を合わせた時、見た目(顔を含む肉体)と中身(魂・性格など内側に持っているもの)ひっくるめて彼女であり、私が知っていた彼女にはもう2度と会えないのだと思いました。

当時、お顔写真を使って人を分析し始めていた私にとって、この事はとても大切な気付きでした。

自分と同じ見た目、全てが同じ人間はこの世に存在しません。見た目も含めて自分であり、この世にあなたは1人しか存在しないのです。

それならば、あなたを最もわかりやすく表している「顔」というものを、もっと大切にして、自分の顔を生きていきませんか?

これからさらに磨き上げて良い顔にしていきませんか?

あなたが存在していることについて、誰も否定できません。ありのままのあなたは、十分に美しく、他の何にも代えられないのです。